リヤキャリパーサポートとトルクロッド

スイングアームを裏返してトルクロッドが上側に見える写真です。
スピードショップイトウのリヤキャリパーサポートはお客様のスイングアーム、ホイール、ローターをお聞きして純正と同じような構成のホイール+リヤホイールカラー+リヤキャリパーサポートとなるように製作して出荷しています。
作る側としては、それはそれで面倒くさい事なのですが(笑)
各社ローター寸法、ホイール寸法を把握していますのでオーダーいただいてから製作するので納期が2週間ほどかかります。
部品を製作して販売する前は普通のバイク屋でしたからキャリパーサポートを仕入れてフィッティングする作業をしているときに各部寸法合わせの為にカラー作り直したり単純に足すカラーを製作してスイングアームに納めたりしていました。
タイヤ交換などの時に不要に増えた部品の為にカラーがポロポロということもありましたね。
それを解消すれば、その部分だけはバイク屋さんも楽になるし、タイヤ交換といえどいろいろな部分を確認したり、適切なグリスを塗ったり、気がつかない方が良かった事を見つけてしまったり、簡単な作業に見えるけど実際は時間がかかる作業が多いのが事実です。
話はそれましたが、、今回のブログの本題は、、、

当店に下側のリヤキャリパーサポートをオーダーいただいた時に同時にスイングアームも交換することも多いようです。
そこで問題となるのはトルクロッドの整列ラインです。
トルクロッドで基本的に守りたいのは車体のセンターに対して平行であることです。
両端がピロボールなので多少のずれは大丈夫かもしれませんが。できればピッタリに合わせたいと思います。
しかし、スイングアームは他社さんの製品なのでスイングアームメーカーのココという位置にトルクロッド受けを溶接する場合がほとんどです。
それはそれで考えられた位置なのでキャリパーサポート側で合わせられるようになっていることが多いのですが
あと5mmどうにもならない場合などもあります。
ピロボールの範囲内かとは思いますが、ブレーキするたびに斜めに引っ張られているのはいいとは思いません。
当店のショッピングサイトやメールにてご注文頂いた場合に何度かメールをやり取りしますからその際に「今、スイングアームを注文中です」などと聞く場合に「まだ来てない??」と聞きます。
そんな時は、お付き合いのあるスイングアームメーカーさんの場合はやり取りするのでトルクロッド受けの位置をしておきます。
とか、お客様の方で何ミリの位置にお願いして。などと話すことができます。
今回はサンクチュアリさんのスイングアームをオーダー中にリヤキャリパーサポートの製作を頼まれましたので、サンクチュアリさんにトルクロッド受けの位置を指定させていただき当店に送ってもらいトルクロッドの長さを実寸の上製作した例です。


ぴったりに出来ました。
性能良し、見た目良しだと思います。
出来るバイク屋さんはともかく、出来るユーザーさんは自分の方でトルクロッド受けを移設するので大丈夫ですよ。おっしゃられる強者さんもいらっしゃいますが、新品スイングアームに1回の作業で済ませれれば越したことはありません。
以下順不同ですが、トルクロッド受けの位置変更に対応していただいたことのあるスイングアームメーカーさんです。
参考にしていただいて、リヤキャリパーサポートのご注文の際はお知らせしていただければ対応可能かもしれません。
スイングアームメーカー
BITOさん
ブルーサンダースさん
テクニカルワークスさん
OVERさん
サンクチュアリさん
モリワキさんはお客さんの方で溶接しないといけないので当店にご依頼していただいても対応可能です。
7月30日開催のデッドオアライド53の受付中です。
現在のエントリーは
Bクラス 7名
Cクラス 7名
Dクラス 3名
となっております。
Aクラスが少ないことが多いのでミニバイククラスにしようかと考え中です。
ご意見お待ちしています。
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